比較級について

比較級には大きく分けて3種類あります。

1、2つの物を比べる

2、3つ以上あるものの中で1番を言う

3、同じくらいのものについて

 

ここでは、1番の2つの物について、「どっちの方がより〜だ」を伝える構文について紹介していきたいと思います。

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be動詞を使う構文

比較級は更に細かく分けると、be動詞を使う構文と、一般動詞を使う構文に分けられます。

まずbe動詞を使う構文から見ていきましょう!

みなさん、be動詞の後に来る品詞って何があるでしょうか?

今回の比較級の構文に限って考えると、be動詞の後には必ず形容詞がきます。

形容詞とは、日本語だと「〜い」で終わるものが多く、性格、状態、大きさ、高さなど表す言葉

可愛い、大きい、寒い、低い、etc…

「どちらの方が〜だ」

となる場合は、be動詞を使って構文を作りましょう!

では、日本語の例文から

1、私の家は、彼女のより大きい。

2、彼女は私より年上です。

3、私は、より大きな家に住みたい。

比較級の構文(be動詞を使う場合)

名詞(主語) +  be動詞 + 形容詞er + than 名詞

 

それでは、構文を参考に上の例文を英語にしてみよう!

1、My house is larger than hers.

2、She is older than me.

3、I want to live in a bigger house.

*3、の例文のように、than以降が分かりきっている場合省略される事もよくあります。

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一般動詞を使う構文

次に比較級の構文で、一般動詞を使う場合です。

この構文の特徴は、比較級が形容詞でなく副詞となるところです。

例えば、走る(run)という一般動詞を使って比較したい時、

Aの方がBより速く走る。

この「速く」が動詞を修飾する副詞となります。

形容詞が「〜い」で終わったのに対し、副詞は「〜く」で終わる事が多いです。

では、そのあたりを注意しながら日本語の例文を見てみましょう!

 

1、彼はあなたより早く走る。

2、その石は鳥より高く飛んだ。

3、私は普段より早く寝た。

比較級の構文(一般動詞を使う場合)

名詞(主語) + 一般動詞 + 副詞er + than + 名詞

それでは、構文を参考に上の例文を英語にしてみよう!

1、He runs faster than you.

2、The rock flew higher than the bird.

3、I went to bed earlier than usual.

moreを使う時はどんな時?

比較級の構文で、more をよくみかけますね、

どんな時に使うのか、ちゃんとルールがあるんです。

ルール

比較級にしたい形容詞、副詞が

2つの音節からなる時、”er” は使わず、

“more” を使います。

もっと簡単に言うと、感覚的な捉え方になりますが、

形容詞や副詞が長い単語の時です。

例えば、

big は短い

beautiful は長いですね!

ですからbeautifulにはmoreを使います。

ちなみに音節とは、母音の音を意味します。

比較級の形について、もう少しルールがあるので、

この記事の一番下に、表で表しています。

ご参照ください。

では、日本語の例から

 

1、金は銀よりも高価だ。

2、サッカーは私の学校では野球より人気がある。

3、このエクササイズはあれより退屈だ。

それでは、構文を参考に上の例文を英語にしてみよう!

1、.Gold is more expensive than silver.

2、Football is more popular than baseball in my school.

3、This exercise is more boring than that one.

better と worse とは?

 

better と worse は比較級の形です。

なんの形容詞、副詞の比較級かと言うと

better = good / well

bad = worse

となります。

では、日本語の例を見てどんな感じなのか見てみましょう!

1、君は私よりもテニスが上手だ。

2、私は昨日よりも気分が良い。

3、ボブとサムは運転が下手だ。でもボブのほうが下手だ。

それでは、構文を参考に上の例文を英語にしてみよう!

1、You play tennis better than I do.

2、I feel better than yesterday.

3、Bob and Sam are bad drivers , but I think Bob is worse.

比較級作成ルール(比較級、最上級)

 

 

音節一つ

比較級にしたい形容詞に er 、最上級の場合、 est をつける

tall – taller – tallest

old – older – oldest 

young – younger – youngest

long – longer – longest

short – shorter – shortest

音節一つで “e” で終わる形容詞

比較級にしたい形容詞の末に r、最上級の場合、st をつける

large – larger – largest

nice – nicer – nicest

wise – wiser – wisest

 

音節一つで短母音の後に子音1つで終わる形容詞

比較級にしたい形容詞の最後の子音の音を重ねる

big – bigger – biggest

fat – fatter – fattest

hot – hotter – hottest

音節二つ

比較級にしたい形容詞の前にmore、最上級ではmost をつける

peaceful – more peaceful – most peaceful

careful – more careful – most careful

difficult – more difficult – most difficult

音節二つでYで終わる場合

比較級にしたい形容詞の最後のy をi に変えてer , est

happy – happier – happiest

busy – busier – busiest

early – earlier – earliest

例外

比較級には上記のルールに当てはまらないものがあります。

good – better – best

bad – worse – worst

far – farther – farthest

little – less – least

many – more – most

 

ワンポイントアドバイス

最後に、比較級の文章を作る際、

than の前で一旦、綺麗に文章が完結すると覚えておくといいでしょう!

than以降は、追加の情報的に足してみましょう!

例えば

 

 

He is older than me.

He is older.

彼は歳をとっている

誰より?

than me

私よりね

といった感じです。

比較級は、構文の種類が多いので、それらを覚えるのが大変な構文です。

たくさん練習する事で、定着できるといいですね!

 

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