使役構文とは?
使役構文というのは、「誰かに何かをしてもらう。」が基本の構文です。
文型はSVOCを使います。
この文型に当てはめて文章を作っていくと、より簡単に口から言いやすくなってきます。
しかも、使役構文は決まった4つの動詞を使い分けるだけなので、この4つの動詞それぞれの役割を覚えれば、あとは、楽チンです!
では4つの動詞とその役割を簡単に紹介していきます。
1、Have
普通の感じで、誰かに〜させる
2、Get
説得して誰かに〜してもらう
3、Let
誰かに自由に、好きに〜させる
4、Make
誰かに無理やり、強要して〜させる
簡単に役割を説明してみました。
ここから一つづつ、もう少し詳しく、説明しながら、例文も紹介して行きますね!
使役構文のhaveは普通に誰かに〜をしてもらう感じですが、もう少し言うと、言った人に、その責任を与えるような状況です。
例えば、学校の先生が生徒に本を読ませる、や友達に電話をしてもらう、など。
構文は
S + have + 人 + 動詞原形
となります。
SVOCの構文は
OとCが O is Cの関係であったり、
OとCが SVの関係
であったりします。
haveを使った使役構文ではもう一つの構文があります。
その構文は
S + have + 物 + 過去分詞
この場合
誰がしたは、重要でなく、
何をどうしてもらったが伝えたい所になります。
主に業者などに、何かをしてもらった場合に使うことが多いです。
では、その辺りの意味合いに注意しながら、日本語の例文から見て行きましょう。
1、あなたの秘書に私にFAXさせてください。
2、彼は友達に私に電話をさせた。
3、私は主人に家を塗ってもらうつもり。
それでは、上の例文を英語にしてみよう!

1、Please have your secretary fax me .
2、He had his friend call me.
3、I will have my husband paint the house.
次に二つ目の構文を使った例文。
have + 物 + 過去分詞
1、私は次の日曜日に車を洗ってもらう。
2、私は髪の毛をカットしてもらう。
英語の例文を見てみましょう!
1、I will have my car washed next Sunday.
2、I’m going to have my hair cut.
*この場合、SVOCのOCは O is Cの関係(ここでは受動態)
cutは過去分詞もcutなので、注意。
GET
使役構文のgetは、人を説得させたり、励まして、何かをさせる感じです。
構文はSVOCなのですが、getだけ他の使役構文とは異なります。
S + get + 人 + to + 動詞原形
となり、人の後に、to不定詞が来ます。
またgetには have と同じ意味で、何かを〜してもらった、という使い方が可能です。
その場合の構文は、
S + get + 物 + 過去分詞
となります。
haveと同じで、誰がそうするかは、重要で無く、主に業者などに何かをしてもらうケースに使われます。
では、順に例文を見て行きましょう!
1、私は絶対に彼にお皿を洗ってもらえない。
2、私の兄は私に寿司を試させた。
3、私は彼がタバコを吸うのを辞めさせようとした。
それでは、上の例文を英語にしてみよう!

1、I can never get him to wash the dishes!
2、My brother got me to try sushi.
3、I tried to get him to stop smoking.
もう一つの構文の例文
(get + 物 + 過去分詞)
1、私は髪の毛をカットしてもらう。
2、私達は家を塗ってもらう。
英語にしてみましょう。
1、I’m going to get my hair cut.
2、We’re getting our house painted.
*下の例文は、SVOCのOCの部分が受動態の関係になってます。
LET
使役構文のLETを使う構文は、人に〜する許可を与えるような時、自由に〜させる時に使われます。
構文は
S + let + 人 + 動詞原形
では、日本語では、どんな感じなのか、例文を見てみましょう!
1、ジョンは私に彼の車を運転させてくれた。
2、両親はパーティーに行かせてくれる?
3、それ私にやらせて!
では、上の例文を英語にしてみましょう!

1、John let me drive his car.
2、Will your parents let you go to the party?
3、Let me do it.
自由に〜させる感をイメージしてみてくださいね 🎶
MAKE
使役構文のMAKEを使う構文は、人に強要して何かをさせるような時に使われます。
構文は
S + make + 人 + 動詞原形
では、日本語では、どんな感じなのか、例文を見てみましょう!
1、私の母は私に謝らさせた。
2、彼女は子供達に宿題をやらせた。
3、私は彼に彼の部屋を掃除させる!
では、上の例文を英語にしてみましょう!

1、My mother made me apologize.
2、She made her children do their homework.
3、I will make him clean his room.
無理矢理やらせる事をイメージして読んでみてください。
編集後記
SVOC文型は文型の中でも、種類が多いように思います。
この構文を知ってるだけで、随分会話力が上がるんじゃないかなと思うんですね。
今回の、使役構文でも、構文を知らないと、日本語を想像しただけでは、どうでしょうか?
今回は、割と単純なSVOC構文でしたが、もう少し複雑なものも、今後出てくるかもですよ〜
基本の時に、しっかり理解しておくと後で役立ちます!
次回もSVOC構文。
知覚構文について説明しますね。
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