こんにちは!

Say it in English! リコです。

第17回目、文法のお話は「Would」

 

助動詞の中でも、willと同様

断トツに幅広い意味で使われる「 WILL 」は中々手強いもの。

どんなニュアンスで使われるのか、に注目して、

それらが伝わる日本語例を使い、

今回も色んなパターンを紹介していきます。

will の過去

will の過去として使うとは、

日本語で言い換えると

「〜していただろう」

「〜だっただろう」

 

ですが、

wouldは

間接話法

thoughtやknewなどの目的語として

使われることが多いので注意が必要です。

その理由は日本語の例を見ると一目瞭然です。

例文

・ 彼は私と一緒に行くと言った。

wouldはどこに来るでしょうか?

正解は

He said that he would come with me.

 

このように日本語だと

彼は一緒に行く

の部分が過去形にならないので、

英語にした時もうっかり日本語と同じ時制

使ってしまいがちです。

(that節の投稿でも時制に注意という事でお話しています。)

その他の例も見てみましょう!

私は彼が合格するって知っていたよ。

私は昨日は雨が降ると思った。

 

さぁ、まず核なる主語と動詞を見つけて英作文をしてみましょう!

 1つ目

主語  私は

動詞  知ってた

目的語(何を)彼が合格する事

 

2つ目

主語  私は

動詞  思った

目的語(何を) 昨日は雨が降るだろうと

 

では would をどこかに使い英作文をしてみましょう!

 

I knew that he would pass.

I thought that it would rain yesterday.

knew , thoughtの目的語(that節)の中も

過去になるのでwouldを使います。

 

過去の習慣

「昔は〜したものだった」

「あの頃はよく〜をしたものだ」

など過去によくしていた事を

懐かしむように思い返すことありますね。

そんな時、英語で何の単語を使えばいいのでしょうか???

 

例えば

 

あのカフェでよくコーヒーを飲んだものだ。

I often had coffee at the cafe.

ではどうでしょうか?

「〜したものだ」

のニュアンスは無く、

ただ「私はしょっちゅうそのカフェでコーヒーを飲んだ。」

(今も飲んでいる可能性も考えられる)

になります。

 

「したものだ〜」のニュアンスを注入するには

would を使います。

 

こんな感じですね!

I would often had coffee at the cafe.

ちなみにこの構文では

oftenalways 

の副詞が一緒によく使われます。 

 

ここで混合してしまいやすい構文が

used to 

こちらは

「かつて〜していた」

 

例えば

「私はかつてあのカフェで、よくコーヒーを飲みました。」

これは単に「かつて〜していた」という事実だけで、

回想している感じは無いところが

wouldとの違いになります。

 

 

英語でいうと

I often used to have coffee at the cafe.

となります。

ではwould を使った回想の例文をもう少し

私たちは子供の時、毎年夏に浜辺に行ったものだ。

私たちは家の近くの池でよくカエルを捕まえたものだ。

どちらも回想の感じが出てきますか?

それでは英文で言い換えてみましょう!

When we were children, we would go to the beach every summer.

We would catch frogs in a pond near our house.

意向、望みに丁寧さを出す

 

「〜はいかがですか?」

Would you like to~?

「ぜひ〜したいです」

I’d love to ~

などです。

wouldをつけるだけで、英語では丁寧さが入ります。

 いくつか例文を見てみましょう。

 

私はぜひパーティーに招待されたい。

私と一緒に来ませんか?

コーヒーはいかがですか?

 

英語で、

 

I would love to be invited to the party.

Would you go with me?

Would you like some coffee?

 

相手に何か丁寧に答えを求める場合にも使えます。

例えば、

 

どっちを買うべきか、教えてくれませんか?

 

Would you tell me which I should buy ?

意見、推測などにちょっと距離感

 

例えば、日本語で言うと

「あれは彼だろうな」(100%確信でない感じ)

「私は同意しなくちゃいけないでしょう」

「私は、この仕事はあなたに向いていないんじゃないかと思う」

など、ちょっと100%の自信がなかったり、

クッションを置いたような感じがありますね。

こういうニュアンスを would でつけます。

 

ではでは英作文

 

That would be him.

I would have to agree.

I would say ,this job is not for you.

if や but と共に

 

「もし〜だったら、〜だろうに」

「〜だろうな、でも〜だね」

という、いわゆる仮定法です。

実際には違うけど、

そうだと仮定したら、〜だろうね

って感じです。

 

例文

もしもっと背が高かったら、あのズボンを買うんだけどな。

もし彼女のeメールを知ってたら、君に言うんだけどな。

 

どちらも実際には無理な事

 

If I were taller , I would buy that pants.

If I knew her e-mail address , I would tell you.

 この場合

if節の中も仮定の話となるので、

過去形を使います。

 

butを使う場合は

そのパーティぜひ行きたい所だけど、忙しくて、、、

是非とも手伝いたいけど、ただ時間がないわ。

 

I’d love to go to the party , but I am too busy..

I’d love to help but I just don’t have the time.

 

どうしても〜しようとしなかった

 

willでも同じ意味がありましたが、その過去形です。

 

例えば

 

彼のお母さんはどうしても彼をパーティーに行かせなかった。

誰も私に答えを教えてくれなかった。

車がどうしても動かなかった。

 

さあ、英作文!

 

His mother would not let him go to the party.

Nobody would tell me the answer.

The car wouldn’t start.

 

*let 人 動詞 = 許可を出す、自由に〜させる

 nobodyでnotを使わなくても否定文に

いかがでしたでしょうか?

これで全てではないのですが、

これだけ使いこなせれば十分ではないかと思います。

ニュアンスを伝えるのが would 

アンテナを張って色んなwouldを使った構文を見て

意味を確認してみながら、ニュアンスを掴んでみると良いと思います。

 

 

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