
it 」は主語や目的語として使われます。 今回はその中で主語として使われる場合のお話です。 ただの代名詞「それ」という意味でなく、
天気
温度
時間
英語ではこの it を意味がないので dummy subject やempty itと呼ばれています。
ダミー、空っぽの it
では順に例文を見てみましょう。
天気
今日は天気が良いね!
雨が降っている。
外が暗くなってきた。
これらを it を主語に持ってきて英語で言ってみましょう。
It’s nice today.
It’s raining.
It’s getting dark outside.
ここでよくある間違いとして気をつけたいところが 「今日」や「外」を主語に持ってきてしまうところです。
なぜ「今日」や「外」は主語ではダメなのでしょうか?
日本語では主語になっているように見えますね。 これらは意味的に何について言っているか考えてみると
時間
場所
です。こういったもを文法では副詞と言い、副詞は主語にはならないのがルールです。
副詞は文頭や文末に持ってくると良いですから
例えば
Today , it’s nice !
Outside , it’s getting dark.
と言う事も可能です。
このパターンは特に副詞を強調させて伝えたいときに使うと良いです。
気温
暑いね、寒いね、涼しい〜とか毎日口にするようなトピックです。
日本語だと主語がないので本当に短い文で言えますね。
英語もダミーの it を使い、簡単にいう事ができます。
It’s hot .
It’s cold.
It’s cool.
という感じです。 気温については日々変化しますから「 It’s getting」を使い、
段々と〜になってきた と伝える事ができます。
It’s getting hot.
It’s getting cold.
時間
時間や日にちについて言う時、やはり日本語では主語が無いですね。
「今日は、」とか「明日は」とか言う事もありますが、これらは副詞なので英語では主語にしません。
例文
2時です。
明日は水曜日。
もうすぐ朝です。
またダミーのitを使い英作文をしてみましょう!
It’s two o’clock.
It’s Wednesday tomorrow.
It’s morning soon.
副詞が主語にならないようにこの形を定着させたいですね!
その他のit
「 it 」は日本語の文法用語では形式主語や形式目的語と呼ばれとても頻繁に使われる構文の中でも使われます。 これらはまた別の投稿で詳しく説明していきたいと思います。
例文だけ参考に
It takes 3hours to get to your destination.
It’s very kind of you to help me.
It’s believed that he is a spy.
It seems that no one was there.
基本的に it がto不定詞やthat節の内容を立てるような形で使われます。