
Say it in English! リコです。
第11回目、文法のお話は「命令文」
命令文は単に命令する時にだけ使う構文と思いきや、とんでもなかった!
命令文は要求、誘い、道筋指示、アドバイアス、他人への願い事、など実に様々な場面で使われているんです。比較的短い文が多いので、流暢さを上達させる為に、練習するのにとても良い構文でもあると思います。
要求・request
要求を表す命令文とは日本語でいうと「〜すべきだよ」、英語でいうと「should」のニュアンスが入ったものが当てはまると思います。
実際には「〜すべき」と言わなくても、意味として含まれている場合。
例えば
「傘持って行きなよ」=持っていくべきだよ
「歯磨きしなさいよ」= 歯は磨くべきだ
など
命令文の構文は主語が聞き手(you)だと分かりきっているので省略します。
そうすると上の例文は
Take your umbrella !
Brash your teeth !
否定文の命令文を使い
Don’t forget to take your umbrella.
Don’t forget to brash your teeth.
とも言うことができます。
誘い・Invitation
命令文と言えども、本当に命令という事ばかりでなく気軽に誘いなどの言葉を命令文でいうことがよくあります。
例えば日本語だと
「授業においでよ」
「パーティーに一緒に行こうよ!」
英語で言い換えると
Come to the class.
Let’s go to the party together.
など
ここにもshouldやrecommendの意味が入っている様に思います。
案内、指示・Instruction
命令文は、道案内の道筋を伝える時や料理なんかの作り方を順に説明する時など様々な指示に使われています。
日本語では、
「そこの角で左に曲がって」
「大きめのフライパンで油を温める」
「ニンニクを足して」
など
その他色々な分野の説明書でも使われています。
上記を英作文するとどうなりますか?
Turn left at the corner.
Heat oil in a large frying pan.
Add garlic.
ん〜ここでもやはりshouldのニュアンスを入れても違和感ないですね〜

命令・Command
ここでやっと命令
日本語で言うと
「座りなさい!」
「起きなさい」
「起こさないで」
など、色々ありますね!
英作文をしてみましょう!5秒以内で上の3つを言えそうですか?
Sit down !
Wake up !
Don’t wake me up !
命令の強い感じを出すのに書き言葉では「 ! 」をつけると良いですね!
アドバイスや相手を思っての掛言葉・Wish
これもよく聞く命令文のパターンですね!
「楽しんで来てね!」
「幸せにね!」
「気軽に行こうよ」
「気軽に話しかけて来てね!」
など
さあ英作文です!
Have fun !
Be happy !
Take it easy!
Feel free to talk to me.
と言う感じになります。
命令文を優しく伝える時
命令文を丁寧にとか、優しく伝えたい時
will you ?
would you ?
Could you ?
Won’t you ?
などが 文末に付加疑問文の形で使われます。
これ以外に、簡単なものでは
please
を文末、または文頭に置くと良いです。
例えば
Open the window , will you ?
Open the window , would you ?
Open the window , could you ?
Open the window , won’t you ?
Open the window , please.
‘won’t you’を使う場合は
「窓を開けてくれないですかね?」
と答えが「no」の可能性もある様な時に、それも意識しながらより控えめに聞く感じがあると思います。
命令文、パターンが色々ありましたね!
「should」の意味が含まれることを知って置くと文法を勉強している過程で役立つ事があるので、ちょっと片隅にぜひ覚えておいてくださいね!